東北被災地支援


●「チーム天真」について

 

「チーム天真」は2011年3月11日に起こった東日本大震災による被災地、被災者の復興ボランティア活動を行う事を目的として2011年5月に立ち上げられ、国家資格を有する柔道整復師を中心に、心と体の癒しについて長年研鑽を続けてきた天真会会員(約30名)の有志により構成されています。

 

私達が提供する指圧&マッサージ ボランティアはこれまでの活動で長期の避難所生活による肉体的疲労を癒すだけでなく、原発避難者特有の複雑な心の傷を癒す手助けになっていると確信しています。

 

こちらからの声掛けにも応じず無言で施術を受けていた老男性が、施術後に堰を切ったように話し出して止まらなくなってしまったり、ある中年女性は「どうして涙が出るかわからない・・・」と施術中にたくさんの涙を流し、施術後には「とても気持ちが軽くなった」と感想をいただいたりしています。これらは珍しいケースではなく、避難所で「こころのケア」の活動を続けている臨床心理士が「あなたがたは肌の触れ合いから心へのアプローチまでしている。それは我々には出来ない事で、とても羨ましい。」と評価してくれています。原発事故への怒り、生まれ育った土地へ帰ることのできない寂しさ、将来の展望が持てない不安など複雑に絡み合った苦痛を、肌の触れ合いによる指圧&マッサージで解きほぐし、明るい笑顔溢れる生活再建の支援になればと考えています。

 

当初は各避難所を訪問しての指圧&マッサージ活動でしたが、大玉村内に630戸の仮設住宅が建設されたことにより、2011年8月以降は仮設住宅内に併設された大玉村仮設住宅の集会所が主な活動場所となっています。

 

現在では定期的に毎月2回の指圧&マッサージ、健康体操を行っています。合わせて、宮城県南三陸歌津の複数の仮設住宅へも毎月一回3日間の整体ボランティアを、また不定期で演武会やコンサート等も行っています。

行政と歩調を合わせながら、支援内容・方法は状況変化に応じて修正し、被災者本人が癒され、その癒しが家族を明るくし、さらには隣人をも元気にするような、真に有意義な支援を提供してゆけることを願っています。

また、行政及び避難されている方々の希望により仮設住宅が閉鎖されるまでの期間、長期継続して避難者のケアに携わって行きたいと思っています。

● 「チーム天真」の活動

 

● ビッグパレットふくしまにて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● JICA二本松訓練所にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● ビッグパレットふくしま、アットホーム大玉にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● アットホーム大玉避難所にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● 大玉村社会福祉協議会にて避難所閉鎖までの支援について協議。
● 大玉村4カ所の避難所にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● アットホーム大玉、JICA、二本松にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● 大玉村4カ所の避難所にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
・大玉村東部ふれあいセンター・西部ふれあいセンター・包括支援センターにて「指圧&マッサージ」ボランティア。
・大山公民館にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
● 絵本お話し会、手遊び歌、紙芝居「心のケア」ボランティア
・アットホーム大玉(周辺8カ所の避難所から集合)
・JAICA二本松訓練所避難所にて表現アートセラピー実施について協議。
● 大玉村避難所にて「指圧&マッサージ」ボランティア。
・大玉村役場内に臨時設置された富岡町災害対策室にて仮設住宅での支援について協議。
●「切り貼りお絵かき」表現アートセラピー「心のケア」ボランティア。
・JICA二本松訓練所避難所
●「チャリティー演武、演奏会」
・会場:東京都武蔵野芸能劇場
出演者:エレクトリックトランペッター奏者、近藤等則。津軽三味線奏者岡田修。田中朗シャンソン歌手。游心流宗家長野峻也、会員。日子流体術宗家田中光四郎、会員。心道宗家河野智聖、会員。剣武天真流宗家青木宏之、会員。NPO新体道主席師範石井俊充、会員。
・入場料を今後の活動資金とする(全席一ヶ月前に予約満席)
●8月からは大玉村仮設住宅集会所にて各4名で毎月週末2回の「指圧&マッサージ」ボランティア活動を開始。
・仮設住宅に「チーム天真」指圧&マッサージボランティア使用の布団3枚を常設。
・仮設住宅集会所に掛け時計を寄付。
・指圧&マッサージ時に使用する電気敷カーペット、タオルケット各3を寄付。
・クリスマスプレゼントとして「デコパージュ掛け時計」200台及び「天真日めくり手帳」200冊を仮設住宅入居世帯に寄付。
●「健康体操」を月1回開始。

東北支援

チャリティー演武会